日が経つほどに増えていく熊本地震の死者
熊本地震の被災者のうち、熊本県大津町の70代から80代までの男女3人が新たに災害関連死として認定され、一連の地震による死者は83人となりました。大津町は、一連の地震のあと死亡した被災者の遺族から、災害弔慰金の申請を受け、避難生活での体調の悪化などで亡くなった災害関連死にあたるかどうか審査委員会で審査してきました。
申請を認められなかった遺族が訴え直すなど、災害関連死の認定では過去に前例のない事態もあったが熊本地震のあとで、死者が増えている。
その結果、地震のあと環境が大きく変わったことで病気が悪化したケースなど、4月から5月にかけて亡くなった70代の女性2人と80代の男性1人の合わせて3人を、新たに災害関連死として認定しました。
一連の地震で災害関連死として認定されたのは28人となり、6月の大雨による土砂崩れで死亡した5人と合わせて、熊本地震による死者は83人となりました。
地震での直接死ではない、死者数の変化にしても前例のないことではないだろうか。 どこまでが地震が要因にあるかの見分けは難しい。しかし、被災者の心理を自分に置き換えて考えて欲しい。認定をし、見舞金を出すことは町や、市や、県に無理だとは思えない。